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Gustavsbergのスタジオハンド(ファイアンスのサイン)の色分けについて。

 

最近、『スティグ・リンドベリ作品集』を読み返しています。


このスティグ・リンドベリ作品集は、
2003年9月にスウェーデンで発行された
「Tusenkonstna ren STIG LINDBERG」の日本語版です。


スティグ・リンドベリ作品集


これに、Gustavsbergによるファイアンス製品の底面に描かれている
「スタジオハンド」のサインの色分けについて、説明されている箇所があります。

年代によって、少しずつサインは変わっているようですが、
Stig Lindbergのサインは、大体下図のようなサインです。


Stig Lindberg/スティグ・リンドベリのサイン


Hand(手)が描かれていますネ。
この説明部分は、Stig Lindbergの言葉で述べられていて、
特に最後のくだりがなぜか心に残ります。
サインについても分かりやすく記載されているので、
引用させてもらって載せておきます。

スタジオハンドの色分けについて
「これらのファイアンス製品は、私たちの下絵に基づき
熟練した彩色職人たちによってペイントされ完成するシリーズ作品と、
ウィルヘルム・コーゲ本人が彩色し、
サインする純粋なるアートピースとに分類されている。




初期には製品は、3種類に分類されていた。
作品の底面に描き入れる”スタジオ・ハンド”が作品によって
3つの違う違う色で描きこまれていたのだ。


茶色の手はヴィルヘルム・コーゲのアートピース、
青は私のアートピース、
そして赤は残りの全てのシリーズ作品である。


数年後、ヴィルヘルムがファイアンスの新作発表を私の手に委ねたため、
シリーズ作品も私の描いたデザインで彩られることとなり、
それをうけて青の手が書き込まれることとなった。


私自身のアートピースにはさらに「Stig.L」と私のサインが入っている。




彩色職人たちのサインはごく小さな私印だが、
彼らは技術において、
例えばその絵筆の躍動から図柄を生み出す能力において、
またそれはクリームホワイト色のエナメルのように輝く釉面に、
その花咲くような彩りを的確に置き分けることのできる
手腕をもってサインするのである」

– スティグ・リンドベリ作品集 –

彩色職人たちへの敬意を感じ取ることが出来ます。



[参考]
 ・スティグ・リンドベリ作品集 -発行:株式会社プチグラパブリッシング

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